ケンボウの日常

明日には忘れてくれていいブログ

パプアニューギニア① 二人旅 ポムとゴロカ

 

凄く長いし、最初はメモとして使ってたので

読みにくいかもです。

 

10/11    PNGに一時に着く。

 

ヒカリと合流。

 

スケボーで空港から街へ。

 

ヒカリがairBで宿を取ってくれている。

 

数人の若者が手を振りながら対向車線で笑っている。

 

僕の勘では危ない

 

地面に血痕のようなものがたくさんついている。

 

f:id:kenbo12:20181025061353j:image血痕みたいなやつ

 

 

後にビターナッツということを知る。

 

PNGの人はみんな陽気だ。

 

スケボーで走っているとすぐに掌を差し出してくる。

 

ハイタッチ🤚

 


 宿が見つからない

 

PNGではfree wifiなんてものはない。

 

ヒカリとSIMカードを手に入れるために

大荷物をもって

 

近くのモールまで行く。

 

発展途上国丸出しのこの国。

 

いい。

 

 


モールに着く。SIMカード10キナデータプラン3キナ

 

何故か使えない。

 

おにいちゃんが頑張って使えるようにしてくれた。

 


パスタなども買う。

 


その店のおばちゃんがデザリングしてくれた。

有難い。

 


帰る途中カッコいい壁ペイント。

 

f:id:kenbo12:20181025061551j:imageカッコいい

 

撮っていると

現地人が危ないから早く立ち去れとのこと。

 


やはりこの国は危ない

 


そしてまた宿探し

 


訳の分からん二人組?三人組が話しかけてくる。

 


やはり訳は分からん。

 


後ろにビンをもっていて

ずっと隠していた。

 


そんな奴らが俺らはいい奴だ。なんて

 


いったい誰が信じるのか。

 


なんとか逃げて、すぐに宿のオーナーと会えた。助かった。

宿に入る。うん。安心かな?

 


ご飯は作ってくれるとのこと。

 


いい人たちだ。

 

f:id:kenbo12:20181025061456j:imageご飯


飯を食ってヒカリと明日どうするのかの相談。Wi-Fiがつながるうちにきめたかったが

 


キャンピングカー生活の疲れもこの時きて

 


大爆睡

 


相棒も疲れが溜まっていたのだろう。

 


こいつも大爆睡。いい夢みろよ。

 

 

 

 


10/12   

朝起きるとチェックアウト10分前の9時50分

 

 

 

何も決めてない。

 


とりあえず適当にバス乗ってどこか行こう。

 

 

 

その前にマーケット行こうぜ。

 


いいね。いつでもきめる。これが楽しい秘訣。

 

 

 

宿に鞄を置かせてもらい

 


マーケットへと向かう。

 

 

 


やはりスケボーを持った黄色い俺たちは目立つ。

 


途中ビターナッツを発見。

 


ケンボー「これ何?」

 

 

 

おっさん「ブースターブースター

 


ケンボー「美味しい?」

 


おっさん「ブースターブースター」頭の横で手を振りかざす。

 

f:id:kenbo12:20181025061645j:imageビターナッツのおっさん

 

一つ1キナ。ヒカリと一個ずつ食う。

 

 

 

皮が固い。なんとか噛み切る。

 


中に白い身。これを食うのか?

 


おっさん「そいつはバッドだ」

 


もう一個渡してきた。

 


お金を払おうとすると、受け取らない。

 


PNG人は全然がめつくない。インド人なら

 


当然のように受け取りそうだが、まぁそれも人によるか。

 


人種で決めつけるほど愚かなことはない。

 


旅をして深くそう思う

 


また皮を噛む。

 


しんどい。そして出てくる白い身。

 


おっさんとその仲間たちはニコニコしながら

動画を撮っている。

 


ヒカリはまだ皮を噛むのに必死。

 


おっさん「その白い身を食え」

 


食う。

 


鬼の苦さ。なんだこれは。

 


おっさん達は間髪いれず松の葉のようなものと

 


白い粉を渡してくる。

 

 

 

白い粉といってもそんなドラッグ的なものではないということを注意しときたい。

 

 

 

何故か最近巷で僕がドラッグジャンキーだと噂されているようだが、そんなことない。

 


ケンボー「この白い粉はなんだ?」

 


おっさん「ライム」

 


なるほど。この松の葉のようなものをライムの白い粉につけて食うことによって

 


苦味を抑えられるのか。

 


喜んでしゃぶりつく。

 


苦味が増した。おっさん達歓喜

 


おっさん「噛め噛め」

 


この時既に周りには8人くらいのPNG人が囲んで見ていた。

 


見世物じゃねぇが、そんな喜んでくれるなら

悪い気分でもねぇ!!!

 


なんとか噛む。

 


おっさん達「吐き出せ」

 


吐き出す。

 


真っ赤

 


あぁ。これかあの血痕みたいなやつは。

 


ヒカリも食い終わり、またマーケットへと向かう。

 


ヒカリ「頭クラクラしてこん?」

 


ブースターブースター言ってるおっさん達の顔が

 


脳裏に浮かぶ。

 


なんだか少し世界が騒ついてる感じがする。

 


二個食わなくて良かった。

 


マーケットでは俺らより色の薄い人なんて一人もいない。

 


目立つ。

すごい囲まれる。

 


みんな手を振ってくるし

みんなハイタッチしてくるし

みんなこれ買え言うてくる。

 


まじ四面楚歌。←人生で初めて使った

 

 

 

あまりの注目度に危険を感じる。

 

f:id:kenbo12:20181025061524j:image町のメインマーケット

 


とりあえず少しウロウロして

 


宿へと戻る。

 


ヒカリ「どうする?」

 


ケンボー「どうする?」

 


ヒカリ「俺がここに来たのはお前に会うため。お前次第や」英語でup to you

 


なんていい相棒

 


僕の当初の目的は

 


髪の毛に人生をかける部族フリ族に会いに行くこと。

 


しかし、フリ族がポートモレスビー空港にマスコットキャラクター的にいた。(初日)

 


既に観光部族

 


分かってはいたが

 

首都の空港にいるのを見てゲンナリ

 


まぁ行きたかったのは行きたかったが、

PNGは交通の便があまりに悪すぎる。

 


首都ポートモレスビーから陸路では行けない。

 


飛行機に乗らないとその民族のいるメンディには行けない。お金がかかる。

 


持ち金は少し。キャンピングカー生活のお金もまだ全て払えてない。

 


もう山の中に入って

 


適当に現地の暮らししてる人の生活経験するくらいでいいやって気分。

 


だから適当にバス乗ってどこか遠くに行けたら良かった。

 


ヒカリ「お前が会いたがってたフリ族に会いにいこうや。」

 


この言葉が金銭面の不安を消しとばした。

 


今の時間を大切にしよう。

 


当初の目的を全うしよう。

 


よし行こう。ありがとう相棒

 


てな訳で航空券とって

 


もう一泊extendさせてもらい

 


二人でツナトマト味の素パスタを作り

 


音楽聞きながらだべる。

 

f:id:kenbo12:20181025061436j:imageツナトマト味の素パスタ

 

ふと

 


カナダ大麻合法化の話から

 


この国が大麻が凄く溢れていると言う話になった。

 

 

 

どこの国でも付き纏うドラッグ問題。

 


宿の人に聞いてみる。

 


ケンボー「この国は非合法?」

 


宿おっさん「もちろん」

 


やはりか。

 


宿おっさん「でもお前達が明日行くゴロカではこの量が50キナ(約1500円)で買えるぞ」

 


宿おっさんが取り出しのは2キロ米袋

 


マリファナだとどれくらいになるのか。

 


だいたい2オンスくらいだろうか。もう少しだろうか。よくわからない。

 


日本が

1グラム5000~7000円だと聞く

 


インドでは売人のおっさんが

10グラム約1000円で売りつけようとしてきた。

 


あれこの国インドより安い?

 


ケンボー「この国ではポピュラーなん?」

 


宿おっさん「凄くポピュラー

 

 

 

パプアニューギニア

 


日本の1.2倍の国土にたくさんの山がある。

 


大麻は標高が高く太陽が当たるとこほど良いのが育つと聞く。

 


もしかしてこの国は大麻好きにとっては天国なのか。

 


本当かどうかが気になった。

 


ケンボー「ヒカリ大麻なんぼか聞きに行こうや」

 


ふっ軽のヒカリ。「よし行こう。」

 


その言葉を待ってた。

 


夕暮れ時。街に出る。

 


この国の黒い人は夕暮れに良く染まる。

 

 

 

やはりたくさんの人が見てくる。

 


ひとりの男に声を掛けた。

 


ケンボー「俺はいらないけど、お前葉っぱ吸ってるよな?」

 


座っていたのは21歳自称エンターテイナー

顔は山田孝之

 


孝之「お前欲しいのか?」

 


ケンボー「俺はいらない。いくら?」

 

 

 

孝之「これくらいで5キナ(150)だ」

 


彼は親指くらいの大っきさを表した。

 


だいたい1グラム1.5キナくらいだろうか。

 

 

 

やはりインドより安い。

 


ケンボー「ありがとう」

 


孝之は今からクラブに行くけど行くか?

 

と誘ってくれたが、後で行くとだけ言って立ち去った。

 


夜はまたおばちゃんがおいしい晩御飯をつくってくれた。

 


チキンとポテト

 

 f:id:kenbo12:20181024225836j:imageチキンとポテト


これの相性は誰もがお墨付きだ。

 


歯を磨いて風呂に入っておやすみgood night

 

 

 

10/13   いい時間に起きる。8時。余裕がある。

ゆっくりと準備をする。

 


朝ごはんを作ってもらう。

 


今日は空港に行く日。

 


もうWi-Fiは繋がらない。

 


1時に空港に送ってもらう。

 


出発は3時の便

 


余裕だと思っていた。

 


僕はすぐにチケットをとれた。

 


ヒカリは取れてなかった。焦るヒカリ。

 


迫り来るフライト時間

 


少しキレ気味。

取れてないのは自己責任。

 


ヒカリ「今からチケットを買えるか?」

 


レジ「買える」

 


ヒカリ「visaは使えるか?」

 


レジ「キャッシュオンリー

 


必要な金は400キナ(約12000円)

 


俺とヒカリ二人合わせても250キナ

 


全力でATMに走る

 

 

 

とりあえず俺は先に待合に入る。

 


ヒカリ後から登場。安堵の溜息。

 

 

 

3時ゴロカ出発。

 

ワクワクとドキドキが溢れる町。

 

マッドメンがいるアサロ渓谷がある町。

 

 

 


4時半到着。

空港でよくわからんパプア人女性が喋りかけてくる。

 


この町は安全だけど

寒いからどこかに泊まった方がいいとのこと。

 


安全なら大丈夫。

 

f:id:kenbo12:20181025162444j:image綺麗なゴロカ空港


そう思いながら空港のゲートを出る。

 


あれ?世紀末?

 


みんなフラフラ歩いてるし、目つきもべらぼうに悪い。

 


ゴロカは凄く安全な町と色んな人から聞いていた。

 


ヒカリ「いや。ポートモレスビーとゴロカのレビュー逆」

 


exactly

 


そのおばはんの後によくわからん弱そうなセキュリティが宿に連れて行ってくれようとして

 


その次はラスタカラーの帽子を被ってる

老けすぎてる20歳が宿連れてくいうてくれて

 


その途中によくわからんおっさんに石投げられそうになって

 


何やこの町。混沌か。

 

f:id:kenbo12:20181025061656j:imageラスタカラーの奴


まぁそのラスタカラーの奴に着いていって

1人90キナの部屋に泊まることになってんけど

 


野宿はやっぱりもう少し慣れなできひん。

 


ビビってしまってすみまへん。

 

 

 

夜になる。腹が減る。

 


ヒカリ「なんか食いに行こうや」

 


食いに行く。

 


近くのなんでも小麦粉であげすぎて

 


胸焼けする店に入る。

 


ヒカリがスマホで動画を撮る。

 


それを見てた若者が入り口付近でニコニコしながら俺らをみて待つ。

 


店の人がこっちに来いという。

 


店のマレーシア人「ここはパプアニューギニア。夜はとても危険。危ないわ。あなたたちのモバイルフォンが盗られちゃうわ」

 


店の前ではニコニコしながらこっちを若者たちが見ている。

 


怖えええええ

 


2人の男性が店に入ってきた。

 


マレーシア人「これは私の家族。この人たちに着いて行って帰りなさい。」

 


優しい。

 


着いてく

 


なぜかずっと見ていた1人の若者もついてきた。

 


いや怖い怖い

 


セキュリティおっさん「こいつもファミリーだ。」

 

 

 

 


お前もかい!俺とヒカリお前にビビッとってん。

 

 

 

 


そんな感じで3人の怖い顔ヅラに送られて、部屋に戻る。

 

 

 

ケンボー「ヒカリ。ゴロカのマリファナはホンマにポートモレスビーと比べて安いか気になるよな」

 


はい。気になったらすぐ行動。これ俺の大事にしてること。

 

 


てな訳で宿また出て、近くの若いにいちゃんに話しかける。

 


ケンボー「にいちゃん。マリファナ吸ってるな?」

 


BLEACHのチャドみたいな顔のにいちゃん「お前マリファナ欲しいのか?」

 


ケンボー「いらんけど、安いって聞いて気になってる」

 


チャド「なら、今から見に行くか」

 


夜の町を下に下っていくことになった。

 


チャドの仲間が集まってくる。

 


3人。4人。7人。8人。9人

 

 

 

あ、、、俺ら身ぐるみ剥がされる。

 

 

 

とりあえずすげぇ余裕なフリしながら

 


ケンボー「are you ギャングスタ

 


悪そうなカッパみたいな男

 


にやりと笑いながら頷く

 

 

 

あ、、、終わった。

 


そして歩いて行った先にあったのは十字路。

 

 

 

めちゃくちゃ白い煙が上がってる。

 


PNG色んなものそこら辺で燃やしてるから

 


それかと思ってた。

 


近づいてみる。

 


全員smoke

 

 

 

十字路の四つの角全部に煙が立ってる。

 

人が立ってる。

 

口から煙をだしてる。

 

f:id:kenbo12:20181024225750j:imageお昼の十字路


その中で一番人が多かった右奥の角にギャングスタ入っていく。

 

みんな手を合わせ抱き合う

 


俺らもそれに乗っかる。

 


郷に入ったら郷に従え。

 


こういうこと。

 


全員で18人くらいいた。

 


おっさん「お前どれくらい欲しいんだ?」

 


ケンボー「いらないけど、5キナ(約150円)でどれくらいなの?」

 


親指5本分くらいの量を見せてきた。

 

 

みんなニコニコしてる。あ。ここ本当にやばいとこだ。

 


すると連れてきてくれたギャングスタの1人が

言う。

 


ジョーン「お前らを宿まで連れてってやる」

 

 


本当かどうかわからないが今この場所にいたら絶対に買わないといけない空間になってしまう。

 


ジョーンに着いてく。(ジョーンって名前は適当)

 

 

 

その仲間たちも来る。総勢7人

 


いや危険な状況は変わってない。

 

 

ギャングスタ7人に囲まれてるんは危険やて。変わらんて

 

 

 

ギャングスタは歩きながら横で大麻を吸い始める。

 

特大新聞紙ジョイント

 


とりあえずウケ狙おう

 


ケンボー「you are bob marley

 


ギャングスタ一同大笑い。

 


パプア人ドレッドめちゃくちゃ多いんやけど、やっぱりリスペクトあるんやろうなぁ。

 

 

 

そうして宿まで笑いながら送ってくれる。

 

宿に着いたら握手してハグして、拳合わせてバイバイ。

 

優しい奴ら。

 


ただのいい奴らじゃん。

 


彼らはずっと言っていた。

 


goroca people is free

we are free

 

 

 

この町ではfreeを大切にしている。

 

 


正直カッコいいと思ってしまった。

 


パプア三日目。この日俺はパプアに惚れた